外部監査ネットワークの事務局だよりでは、定期的にNHKハートプロジェクトから「介護百人一首」をみなさまにお届けしております。今回は四首、冊子より抜粋してご紹介します。(平成30年10月11日掲載) 

「大丈夫?」差し出す子の手遠慮して孫が差し出しゃ笑顔でつなぐ
まだ六十代の父。糖尿病もあり足元が不安定なときがある。娘が手を差し伸べても「大丈夫」と言って絶対に支えさせてくれないが、孫が手を伸ばすとすぐにつなぎ、介助されていると思いたくないのだと思う一場面だった。
愛媛県 胡 まり子さま

寝たきりの爺(じい)の布団に添い寝して三歳は待つ遊んでくれる日
やっと産まれた内孫を、夫は毎日お風呂に入れて遊んでいました。病気が悪化しても体力の続くかぎり入れていましたが、ついに入院。退院後は寝たきりになってしまいました。ところが何を思ったのか、孫は夫に添い寝して、夫を抱いているのです。
茨城県 大木 澄江さま

何もかも忘れ果てたる我が夫(つま)の笑顔忘れぬ神に感謝
平成二十五年十月、脊椎圧迫骨折。二十六年八月、尿路感染症。二十八年五月、喉にものを詰めて入院。そのつど運動機能は落ち、今は点滴でしか栄養をとることができません。笑顔だけは忘れず保ってくれているので、とてもうれしいです。
兵庫県 大谷 はるみさま

わが歌の載る新聞を胸に抱きデイサービスより母は帰り来(く)
デイサービス先で読んだ新聞に私の投稿歌が載っていたと、頂いて帰りました。独り暮らしの母への応援歌のつもりで投稿を始めました。
香川県 岡田 正子さま