外部監査ネットワークの事務局だよりでは、定期的にNHKハートプロジェクトから「介護百人一首」をみなさまにお届けしております。今回はニ首、冊子より抜粋してご紹介します。(令和7年4月25日掲載) 

読みかけたままの背表紙並んでる夕陽(ゆうひ)が照らすデイルーム隅
脊損の車いすユーザーです。リハビリで入院していた病院のデイルーム本棚には多種多様な本が並んでいて、回復したり、亡くなったり、いろいろな理由で最後まで読み切れなかった本に、その方の人生を感じていました。
北海道 橘 晃弘さま

帰りたき心はあれど「でも」と言ふ媼(おうな)の涙知るや家族は
家族の面会があるまでは「帰りたい」と職員に涙ながらに訴えてこられる人が、実際の面会では「忙しい時には来なくていいからね」と心とは裏腹に、家族のことを思い強がりを言う。
鹿児島県 田中 安平さま